Word Pressに乗り換えてみた。

つい先日rNoteを導入したばかりですが、いざ使用してみると細々とした不満が出てきたので別ツールを検討。
あれこれ試して、一番良さ気だったWord Pressを導入。
まだ設定やらテーマやらは適当にいじっただけですが、それはぼちぼち変更していくとして。
htmlのはさすがに面倒だし、もうそのままにしておくけど(駄目駄目)、せめてrNoteからのデータ移行はさっさと終わらせないと……

またまた。

裏でごそごそ作業を始めてたりします。よって通常更新が以下略。今月中には表に出せればいいなーと思ってますが、今仕事が割と忙しくなかなか時間が取れないのでどうなることやら(微妙に他人事口調)

『楓の剣! 三―かげろふ人形』[かたやま和華/富士見ミステリー文庫]

 お転婆姫とその許婚が江戸を騒がす怪異に首を突っ込むラブコメ謎解き草子、第3巻。

 今回の話は、嘉一の祖母・帰蝶が「嘉一の嫁探しのため」江戸にやってきたことからはじまります。しかし、帰蝶の本当の目的は他にあるらしく、何やら怪しい動きを見せている。一方、江戸の町では神隠しと殺人が相次いで起こり……という展開。
 相変わらず話はさくさくテンポ良く進むし、話も無難に面白かったです。いろいろと軽めなのでやや物足りなくもありましたが。事件の肝である神隠しと殺人の関連については、昔に読んだ短編だったかなんだったかで似たような設定が使われていたのをうっすら覚えていたこともあり「あぁつまりはそういうことなんだろうなー」と割と早めに見当つきましたが、それでも楓と弥比古がどうなるのかとはらはら楽しめました。
 あとはやっぱり、登場人物がそれぞれ良い感じでしたね。楓と弥比古は何気に馬鹿ップル度が上昇中だし、羽瑠はライバル・緋那の登場でかわいさ倍増って感じだし、帰蝶も色んな意味で素敵なキャラだったし。目的を果たし、熊野に帰ってしまった帰蝶一行ですが、また登場してくれるといいなー。

 さて、次はどんな事件に巻き込まれるのか、楓と弥比古のじれったい関係は今回の事件を経たことで少しは進展しているのか。4巻も地味に楽しみです。

作品名 : 楓の剣! 三―かげろふ人形
    【 amazon
著者名 : かたやま和華
出版社 : 富士見ミステリー文庫(富士見書房)
ISBN  : 978-4829163641
発行日 : 2006/8

今日は休みです。

お盆です。一日だけでもお盆休みです。普通の公休でたまたまシフトで当てはまっただけであろうとお盆期間中なんだからお盆休みには違いないのです!(←自分に暗示中) つーわけで、今日は久しぶりに休みが噛みあった友人と遊ぶ予定。さて、どこ行こうかなー。

結局、この暑い最中にあちこちウロウロする気にもなれず、ランチを食べた後は家に帰ってダベってました。

『神様が用意してくれた場所』[矢崎存美/GA文庫]

 今月2冊目の矢崎さんの作品。題名からも分かるとおり、今回は「ぶたぶた」シリーズではなく完全新作。どうでもいいけど、この文庫の本の感想書くのは今回が初めてですね。

 さて、作品の内容はというと。主人公は、人より不思議な出来事に遭遇しやすく、それ故になんとなく故郷で居心地の悪い思いもしてきた少女・香絵。高校卒業と同時に東京に出て、探偵事務所で事務のバイトとして働いていた彼女が、あるとき持ち込まれた事件をきっかけに、少し不思議な調査に関わることになって……という展開。ぶたぶたとはまた少し違ったハートウォーミングもの、という印象。持ち込まれる各々の事件(あるいはそれより前の段階)に悩み苦しんでいた人たちが、どんな形であれそこから解放される過程は、基本的には優しく前向きなので(勿論それだけでなく、ほろ苦さを含んでいたり悲しい結末となってしまったものもありますが)、読んでてほんのり暖かな気分になれますし。そして数々の事件に関わることで、香絵もまた少しずつ変わっていくのが良かったです。

 幕引きは、1巻完結でもおかしくはない感じだけど、逆にシリーズ化しても問題なさそうな感じでもあり。この先も、香絵や日向さんたちがちょっと不思議な事件に関わっていくのを読めるならそれはそれで楽しみだなーと、希望をこめて呟いておきます。

作品名 : 神様が用意してくれた場所
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 矢崎存美
出版社 : GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)
ISBN  : 978-4-7973-3715-0
発行日 : 2006/8/10