2006.10.06

『空ノ鐘の響く惑星(ほし)で 12』[渡瀬草一郎/電撃文庫]

 正統派異世界ファンタジー(微量にSF要素含む)「空ノ鐘」12巻目。これにて完結です。

 ラトロアの議員との会談に臨むフェリオとウルク。議論が白熱する中、メビウスたちの手によって、世界の存亡に関わる未曾有の事態が引き起こされる。フェリオたちだけではなく、イリスたち来訪者も事態の収拾のため決戦の地へと赴く――と、そんな展開。
 感想。見事なまでの大団円といってもいいのではなかろうかと。個人的には、いくらなんでもハッピーエンドすぎるような気がしなくもありませんが、これはまぁ、好みの問題か。
 登場人物に絡んでは、文官系の居残り組以外にはそれぞれ見せ場が用意されていたのがなによりも嬉しい誤算でした。特に、バロッサ将軍なんて絶対出番ないと思ってたし。その他、カトルの最後の場面でちょっと涙ぐんでみたり、なんともしぶとい彼女らにある意味感心したり。あと、どんな決着になるかと思っていたフェリオ・リセリナ・ウルクの微妙な三角関係については、鶴の一声で決まっちゃったねぇ、という感じ(苦笑) 彼らは勿論、他のカップルの皆さんもどうぞお幸せに、といいたくなるようなエピローグでした。

 ともあれ無事完結ということで。次の作品がどんな話になるかわかりませんが、楽しみにしながら待つことにいたします。……忘れた頃にでも、陰陽の京の続きが出てくれればもっと嬉しい、と往生際悪くも願いを込めて呟いておきます。

 ……それにしても、パンプキンは美味しいところを持っていきすぎ。つーか、ほとんど裏主役状態だったような……。

作品名 : 空ノ鐘の響く惑星(ほし)で 12 【bk1】
著者名 : 渡瀬草一郎
出版社 : メディアワークス(電撃文庫)
ISBN : 4-8402-3589-9
発行年月 : 2006.10

2006.10.05

『三国志 第五巻』[宮城谷昌光/文藝春秋]

 宮城谷版三国志、第5巻。今回は曹操による天子奉戴前後から、官渡後の袁家の後継争いを利用して北方を平らげていくあたり。

 この巻では、後漢末期に頭角を現した群雄の淘汰がさらに進みます。たとえ一時でもそれなりの器量人のように描写されていた人だと、その凋落振りが本当に見てられない気分に(公孫?なんかはもう、うわーとしかいいようが) 逆に、思考硬直に陥って自滅していく人たちには哀れみすら感じてしまいますよ……。淡々とした筆致だけに、呂布や陳宮、あるいは袁紹への評が余計に辛辣に感じられるのがなんとも皮肉。

 ところで、主人公らしく基本的に爽やかな印象の曹操に対して、劉備のつかみどころのなさが際立ってるような。蒼天以降は侠客として書かれることも多いけれど、なんだかんだでやっぱり仁者というイメージの強い劉備ですが、宮城谷版ではそのどちらでもなく……その器量の片鱗が描かれる事は多くなってきているものの、いまひとつどういう人なのか測りかねるんですよねぇ。それだけに、この先どういう描写がされるのか楽しみです。

作品名 : 三国志 第五巻 【bk1】
著者名 : 宮城谷昌光
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 4-16-325330-0
発行年月 : 2006.9

2006.10.04

BLACK LAGOON The Second Barrage。

結局、いつもよりちょっと早起きして録画で視聴。ちなみに原作既読組。
第1話(というか第13話というか)は「双子編」から。……初っ端から濃いよなぁ……。
まぁとりあえず、いくら深夜枠とはいえ地上波でやってもいいのかなーとはちょっと思った。
一部姐さんの台詞に規制かかったり(そんなにやばいのか、あの台詞って?)双子の虐殺やら遊んだあとの表現もぼかしたりしてるとはいえ、それでも結構エグかったし。

2006.10.03

ちょっと風邪気味。

……まぁ、いつものことといえばいつものことですが。季節の変わり目だしね。しょうがないよね、うん……
明日はちょっと仕事休めないし、せめて今日は早く寝よう。
あ、でも今日の深夜からBLACK LAGOONのアニメ第2期やるんだっけ(←リアルタイムで見るつもりですか)

2006.10.01

『拝み屋横丁顛末記 七』[宮本福助/ZERO-SUM COMICS]

いろいろ困った連中が繰り広げる、まったり楽しい横丁ライフもはや七巻目。

話的にはまぁこれまでどおりというか、この作品でそんなに大事件が起こるわけもないし(言い切った) とりあえず、三爺が地味に不幸で大家さんが最強でふらりと遊びに来る先代大家は横暴でエンジェルが我が道を突っ走ってて大変よろしかったです。個人的に今回お気に入りは東子さんと平井(幽霊)の話かなー。新しい編集氏とやたら親密な東子さんの姿に、これまで自覚していなかった自分の気持ちを思い知る平井。終盤は、「おー、ついに言った!」という感じでした。オチは、まぁどうせそんなことだろうとは思ってましたがね(笑)

ところで、ゲストキャラのスピリチュアルカウンセラーのモデルってどう見ても(以下略)

作品名 : 拝み屋横丁顛末記 七 【bk1】
著者名 : 宮本福助
出版社 : 一迅社(ZERO-SUM COMICS)
ISBN : 4-7580-5245-X
発行年月 : 2006.9


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