『金星特急4』[嬉野君/新書館ウィングス文庫]

 謎の美女・金星の「婿候補」として、一寸先は闇どころか何が起きるか分からない列車に乗り込み、なりゆきから一緒に行動することになった3人組の冒険……のみならず、どんどんスケールアップして行ってるシリーズ、第4巻。

 個人的には今回メインの舞台になったのがイスタンブールということでときめきました。とてもときめきました。大事なことなので二度言いました。
 まぁそれはさておき、3巻で一気に話と世界が広がった印象のあるこのシリーズですが、4巻もますます謎も増えて登場人物も増加というかなんというかで、盛り上がりました。
 登場人物では錆丸の兄ちゃんとか月氏の面々とか人数が絞られてきたその他の「花婿候補」とか金星のところに集められた女の子達とかいろいろいましたが、個人的には暁玲さん再登場が! 「ひっぱたいてやりたいのです」の一言に惚れた。あと、1巻でなんか得体の知れない感じで登場した月長石を苦もなくあしらうわ全世界規模で動いてる組織に目をつけられてるわの殿下が怖い怖い。メイン組では錆丸が身体的なそれのみならずいろいろと成長しているなーと感心したり、砂鉄とユースタスにニヤニヤゴロゴロしてとても大変でした。

 いつの間にか本誌もこっそり購読しはじめているので餓えはまだマシなのですが(本誌発売マダーとなっているので結局一緒という説もある)、まとめて読むと書き下ろしもあるしやっぱり面白い。というわけで、本誌も文庫も早く続きが出ますように(祈←無茶言うな)

作品名 : 金星特急4
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著者名 : 嬉野君
出版社 : 新書館ウィングス文庫(新書館)
ISBN  : 978-4-403-54168-1
発行日 : 2012/6/8

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