世界のいろんな時代を舞台にしたライトノベルを思いつくだけ列挙してみる。

– `)。oO(少女小説読みの日記)様の「日本の各時代を舞台にした少女小説をひたすら挙げてみる」に触発されて。世界史バージョン……というにはおこがましい、とりあえず思い出した作品を並べてみたリスト。ちなみに、「作品内で舞台となってる国・年代をある程度特定できる」作品のみをカウントしてます。あと、「○○時代をモデルにした架空の国」というパターンは除外。そこまでフォローしていくとキリがない。
記憶頼りのリストなので、いろいろ抜けてるという自覚はあり。また何か思い出したらこっそり追加予定。「これを忘れるとかありえない!」とか「これちょっと違うんじゃない?」とか、ご指摘いただければ適宜追記・修正します。(他力本願)

※追記:おむらよしえさん、みあさん、Stella_NFさん(5/13)、Lizさん、火鳥さん(5/14)、みちのり宴さん、t-snowさん(5/15)、つきしま様(14/11/10)にいただいた情報を追記しました。ありがとうございます。

【東アジア】
「東方妖遊記」[村田栞/角川ビーンズ文庫](中国・殷王朝)
「戦国哀恋記」[藤水名子/集英社コバルト文庫](中国・春秋戦国時代)
『西域剣士列伝 天山疾風記』[松山寿治/富士見ファンタジア文庫](中国・前漢王朝(BC36年頃))
『精恋三国志』[奈々愁仁子/電撃文庫](中国・後漢王朝末期(193年頃))
「かぜ江」シリーズ[朝香祥/集英社コバルト文庫](中国・後漢王朝末期(黄巾の乱~赤壁の戦い))
「月色光珠」[岡篠名桜/集英社コバルト文庫](中国・唐王朝(憲宗~穆宗治世))
「大唐風雲記」[田村登正/電撃文庫](中国・唐王朝(安史の乱の頃・他時代へのトリップあり))
「金陵城内記」[真樹操/角川スニーカー文庫](中国・北宋王朝)
『紅竜娘子 月亮の天使』[松山寿治/富士見ファンタジア文庫](中国・明王朝以後)
「風月綺」[皇城一夢/富士見ミステリー文庫](中国(上海)・1970年頃)
「八王国記」[麻木未穂/徳間書店トクマノベルズEdge](日本と朝鮮・256年)
「銀葉亭茶話」[金蓮花/集英社コバルト文庫](朝鮮・時代いろいろ)
「蒼狼の風」[香村日南/小学館パレット文庫](モンゴル高原・AD50年前後?)
「風の王国」[毛利志生子/集英社コバルト文庫](吐蕃(チベット)・640年頃~)
「カーリー」[高殿円/ファミ通文庫](英国領インド・20世紀)
【西アジア】
「四方世界の王」[定金伸治/講談社BOX](古代メソポタミア・BC1800年代)
『洪水前夜』[雁野航/新書館ウィングス文庫](古代バビロニア・BC1800年代)
『曠野の舞姫』[映島巡/EXノベルズ](ヒッタイト帝国・BC1200前後)
「アレクサンドロス伝奇」[榛名しおり/講談社X文庫ホワイトハート](東地中海沿岸地域・マケドニア発展期)
『愛は神聖文字に導かれて』[花衣沙久羅/集英社コバルト文庫](エジプト/BC14世紀頃?)
「聖刻の書」[渡邉由自/角川スニーカー文庫](エジプト・BC1世紀)
『亡き勇者のための哀歌 聖堂騎士アルチュール』[吉田縁/エンターブレイン・A-novels](中東・第三回十字軍遠征前)
「ジハード」[定金伸治/ジャンプノベル→集英社文庫](中東・12世紀後半(第三回十字軍遠征期))
【ロシア】
『夜の虹』[毛利志生子/集英社コバルト文庫](帝政ロシア・1870年頃(ロマノフ朝・アレクサンドル2世治世))
『天空のリリー』[千田誠行/一迅社文庫](ソビエト連邦・1941年)
【西ヨーロッパ】
「天翔けるバカ」[須賀しのぶ/集英社コバルト文庫](欧州(主にフランス・ドイツ近辺)・WWI)
『マリア ブランデンブルクの真珠』[榛名しおり/講談社X文庫ホワイトハート](ドイツ・17世紀半ば)
『帝冠の恋』[須賀しのぶ/集英社コバルト文庫](オーストリア・19世紀/オーストリア大公妃ゾフィー主役)
「魔術貴族」[荻野目悠樹/集英社スーパーファンタジー文庫](オーストリア・19世紀末~20世紀初頭)
『ブロア物語 黄金の海の守護天使』[榛名しおり/講談社X文庫ホワイトハート](フランス・12世紀)
「黄金拍車」[王領寺静/角川スニーカー文庫](フランス・百年戦争末期)
『暁を抱く聖女(ラ・ピュセル)』[吉田緑/角川ビーンズ文庫](フランス・百年戦争末期)
「アンジュ・ガルディアン」[年見悟/富士見ファンタジア文庫](フランス・16世紀)
『薔薇の密書 アヴァンチュール1606』[真瀬もと/角川ビーンズ文庫](フランス・1606年)
『愛はロココの薔薇に導かれて』[花衣沙久羅/集英社コバルト文庫](フランス・18世紀(ルイ15世治世))
『四旬節の恋人』[橘香いくの/集英社コバルト文庫](フランス・19世紀)
「百年の満月」[鷹守諌也/新書館ウィングス文庫](フランス・19世紀末)
【南ヨーロッパ】
「剣奴王ウォーズ」[王領寺静/角川スニーカー文庫](ローマ帝国・スパルタクスの反乱前)
「黄金の魔女が棲む森」[麻木未穂・徳間書店トクマノベルズEdge](東西ローマ帝国・4世紀)
「闇の果て光の宴 フェラーラの熾天使」[吉田縁/角川ビーンズ文庫](イタリア・ルネサンス期)
「薫風のフィレンツェ」[榛名しおり/講談社X文庫ホワイトハート](イタリア・ルネサンス期)
「イサベル姫 駆落っ!」[秋津透/小学館キャンバス文庫](カスティーリャ王国・1468年頃?)
【北ヨーロッパ】
「足のない獅子」[駒崎優/講談社X文庫ホワイトハート](イギリス・13世紀)
「黄金の拍車」[駒崎優/講談社X文庫ホワイトハート](イギリス・13世紀)
『王女リーズ テューダー朝の青い瞳』[榛名しおり/講談社X文庫ホワイトハート](イギリス・16世紀/エリザベス1世主役)
「骸骨旗トラベル」[王領寺静/角川スニーカー文庫](イギリス・17世紀末)
「パラケルススの娘」[五代ゆう/MF文庫J](イギリス・ヴィクトリア時代)
「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」[青木祐子/集英社コバルト文庫](イギリス・ヴィクトリア時代)
「ブラックランド・ファンタジア」[定金伸治/集英社スーパーダッシュ文庫](イギリス・19世紀)
「ミスティック・ミュージアム」[藤春都/HJ文庫](イギリス・19世紀)
『英国花嫁組曲 アディントン家の恋する3姉妹』[花衣沙久羅/集英社コバルト文庫](イギリス・19世紀前半)
「ガーディアン・プリンセス」[花衣沙久羅/集英社コバルト文庫](イギリス・19世紀前半)
「伯爵と妖精」[谷瑞恵/集英社コバルト文庫](イギリス・19世紀半ば)
「シャーロキアン・クロニクル」[真瀬もと/新書館ウィングス文庫](イギリス・19世紀後半)
「花咲く丘の小さな貴婦人」[谷瑞恵/集英社コバルト文庫](イギリス・19世紀後半)
「死が二人を分かつまで」[前田栄/新書館ウィングス文庫](イギリス・19世紀後半)
「霧の街のミルカ」[青木祐子/集英社コバルト文庫](イギリス・20世紀初頭)
【北アメリカ】
「魔王は甘くささやく」[瀬川貴次/集英社コバルト文庫](アメリカ・19世紀後半)
「神仙酒コンチェルト ブートレガーズ」[あざの耕平/富士見ファンタジア文庫](アメリカ・1920年代)
「バッカーノ」[成田良悟/電撃文庫](アメリカ・1930年代)
【その他】
「BBBクロニクル」(短編集収録)[あざの耕平/富士見ファンタジア文庫](あちこち)
【番外編:一般扱いだけど、イラストあればライトノベルでもいけるよね?(個人的判断)な作品】
「陋巷に在り」[酒見賢一/新潮文庫](中国・BC500年?~BC497年)
「長安異神伝」[井上祐美子/中公文庫](中国・唐王朝(太宗治世))
「僕僕先生」[仁木英之/新潮文庫](中国・唐王朝(玄宗治世))
「桃花源奇譚」[井上祐美子/中公文庫](中国・北宋王朝(1020年前後?))
「蘇州狐妖記」[真樹操/徳間ノベルス](中国・明王朝)
『芙蓉千里』[須賀しのぶ/角川文庫](満州・1907年~)
「アラビアの夜の種族」[古川日出男/角川文庫](エジプト(オスマン帝国)・1798年7月)

“世界のいろんな時代を舞台にしたライトノベルを思いつくだけ列挙してみる。” への13件の返信

  1. こんにちはー。お待ちしておりました(^^;)
    「黄金の魔女が棲む森」(麻木未穂・徳間書店トクマノベルズEdge)(東西ローマ帝国)
    はいかがでしょうか?
    ヴィクトリア朝近辺はたくさんありそうなので、あげているときりがなさそうですね……。

  2. さっそくのご指摘ありがとうございますー。ちゃちゃっと追記しました。

    しかし、改めてみると、手抜きしまくってるのが良く分かるリスト……どうせやるならもっと気合いを入れてデータ漁れ、というツッコミがどこからともなく聞こえてくるような気がします(笑)

    >ヴィクトリア朝近辺はたくさんありそうなので、あげているときりがなさそうですね……。
    それに加えて、○○時代風、とかも数えだすと収拾がつかなくなるのが目に見えてますね……誰か頑張って!(やっぱり他力本願)

  3. こんばんは。すごいリストをありがとうございます!葉月さん、なんて博識なんだー!
    というかウチのことにまで言及して下さって光栄というか恐縮です。
    ところで瀬川貴次さんの「魔王は甘くささやく」はどうでしょう?19世紀後半のアメリカが舞台とのことですが。世界史はほんと詳しくないのでエセだったらごめんなさいです。

  4. こんばんはー。コメントありがとうございます。

    みあさんの力作を見てるうちに、とりあえず覚えてるのだけでもリストアップしてみるか……とぽちぽち作ってみました(えへ)

    >「魔王は甘くささやく」
    はっ、そういえばあれも時代ものでしたね。
    この間読んだばかりなのにうっかりしてました……orz
    さっそく追記しました。ご指摘ありがとうございます!

  5. はじめまして。こんにちは。

    イギリスばかりですが、
    「伯爵と妖精」(谷瑞恵/コバルト文庫)(19世紀半ば)、「花咲く丘の小さな貴婦人」(谷瑞恵/コバルト文庫)(19世紀後半)、「英国花嫁組曲 アディントン家の恋する3姉妹」(花衣沙久羅/コバルト文庫)(19世紀前半)、「ガーディアン・プリンセス」(花衣沙久羅/コバルト文庫)(19世紀前半)はどうでしょうか。

  6. >d14aさん
    はじめまして、情報ありがとうございます。
    あいにくこちらの作品は未読だったため、とりあえず概要を調べてみたのですが、中世ヴェネチアがモデルの架空の国が舞台ということで……。
    今回は実在した国を舞台にしている作品をまとめてみていますので、申し訳ありませんが除外ということでお願いします。
    ……しかし、作品自体はとても面白そうなので、近いうちにぽちってしまいそうです。

    >Lizさん
    はじめまして、コメントと情報ありがとうございます!
    コバルトのイギリスもの(というかヴィクトリア朝ものというか)は数が多そうだからなぁ……とリストアップするときにそっと目を背けていたので(←をい)、情報提供はとても助かります。
    後ほど追記させていただきます。ありがとうございました!

  7. はじめまして いつも楽しく拝見させていただいています
    暁を抱く聖女ラ・ピュセル 吉田緑 角川ビーンズ文庫
    は、いかがでしょう。ジャンヌ・ダルクですがジル・ド・レが変態じゃない(?)です

  8. >火鳥さん
    はじめまして、コメントと情報ありがとうございます。
    『暁を抱く聖女』! ちょっと変わり種なジャンヌが主役の話でしたよね。
    吉田さんの作品は「アドリアン」に時代特定できるネタがあったかどうかでうんうん悩んでいたのですが、この作品はすっかり抜け落ちてました。
    さっそく追記いたしました。ありがとうございます。

  9. 力作ありがとうございます。
    古い作品ですけど、こんなのを思い出しました。
    「聖刻の書」[渡邉由自/角川スニーカー文庫](エジプト・紀元前1世紀)
    クレオパトラ主人公でファンタジー要素満載だった記憶があります。

    1. こんばんはー。TLに続いて情報ありがとうございます!
      名前あげていただいたのに追記忘れてた!な「四方世界の王」と併せて更新しました。
      ……「四方世界~」は面白そうだなぁと思いつつ、懐事情と置場の問題で文庫化をのんびりまっているのですが、まだ時間かかりそうですねぇ……。

    1. はじめまして、情報ありがとうございます。数年ぶりに記事に追記させていただきました。
      なんと、こんな面白そうな作品があったのですね! 電子書籍ででも復刊してくれたら読んでみたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください