『旋風天戯 ~始まりの地へ~』[瀬川貴次/集英社コバルト文庫]

 神仙の末裔である少女・芦笙と、呪いによって妖魅へと変化しつつある青年・貴琅。「出会ってはならない」二人の出会いからはじまった、中華風異世界ファンタジー5巻目。雑誌掲載の短編との二本立て。

 父が倒れたとの報せに、一度故国に戻ることになった貴琅と、彼についていくと決めた芦笙。松樹と縁と別れて北に旅立った彼らだが、間もなく芦笙は奇妙な悪夢を見るようになり……というような展開。一言でいえば、次巻=最終巻への下準備に徹した巻という印象。……なので、感想にはとても困ってしまうのが正直なところなのですが……。えーと、芦笙と貴琅はようやく想いが通じたものの、その前に立ちふさがる障害があまりに大きいものであることは言うまでもなく。本当に彼らが結ばれれば、今回芦笙を苦しめた悪夢のような事態になってしまうのか。今のところ打開策は全く見えていませんが、それでも最後は彼らが幸せになってくれると信じたいところ。あー、あと芙沙はそういうキャラだとわかってはいるけど、自己中心的思考に辟易しました。

 さて、泣いても笑ってもあと1冊。苦難の果てに、どのような結末が待っているのか。今はただ、楽しみに待とうと思います。

作品名 : 旋風天戯 ~始まりの地へ~
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著者名 : 瀬川貴次
出版社 : 集英社コバルト文庫(集英社)
ISBN  : 978-4-08-601206-5
発行日 : 2008/9/2

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