『プリンセスハーツ ~乙女の涙は最強の武器!の巻~』[高殿円/小学館ルルル文庫]

 大国パルメニアを征服するという目的のため手を組んだ仮面夫婦と主従の関係と戦いを描くシリーズ第3巻。前巻から続いた「愛妾事件」解決編。

 内容的には、姿の見えない敵に機密情報が渡ってしまいさらに幾重にも仕掛けられた罠に追い詰められ、しかし相手の策略を逆手にとって仮面大公夫婦+主従(もう「仮面」の形容詞はとってもいいんじゃないかと思う)が反撃していくという展開で、緊迫感のある謀略戦がなかなかに面白かったです。まぁいろいろと新たな謎や問題も増えたので、全部すっきり問題解決ーとはなりませんでしたが、まぁとりあえず一難去ってほっと一息、というところでしょうか。あととりあえず、アジェンセン内部崩壊の危機を、ジルからの助言だけでなく自身の才覚をもって乗り切ったルシードに対して私的評価上昇。
 恋愛方面的には、一気に進展とはいかなくても、お互いを掛け替えのない相手と(無意識にでも)認識している様子にニヤニヤした。ルシードのほうはこれはある程度意識したっぽい?という感じですが、ジルのほうが自身の色恋沙汰に鈍かったというのはある意味お約束なのか……。つーか、あそこで管理はないでしょういくらなんでも(苦笑)

 そして、エピローグで本物のメリルローズ登場。なんとなく予想はしてたけど、やっぱりそっちの血が発現しちゃった人だったか……。最後の発言が実行に移されたら、絆を深めつつあるルシードとジルの関係にまた波乱が起きるだろうなー。それも含めて謎が山積み状態で、続きは素直に気になるところです。

作品名 : プリンセスハーツ ~乙女の涙は最強の武器!の巻~
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著者名 : 高殿円
出版社 : 小学館ルルル文庫(小学館)
ISBN  : 978-4-09-452072-9
発行日 : 2008/7

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