『バッカーノ! 1934 獄中編 Alice In Jails』[成田良悟/電撃文庫]

 悪人・善人・悪党・官憲・奇人・変人・人外などなど、一癖も二癖もある連中が入り乱れて繰り広げる馬鹿騒ぎを描いた「バッカーノ!」第7弾前編。

 1933の上巻もそうだったのですけど、今回も普通に面白かったと思うものの、基本的には次へのネタフリに終始していた印象なので、どうにも感想が書きにくい……。アクション分もかなり控えめだったし。ラッドの相変わらずな、むしろ磨きのかかった理不尽ぶりとかは良かったですが。
 そんなこんなでメインの話については感想を保留するとして。登場人物に関して少し書いておくならば、今回はやっぱり「フェリックス」かなー。まさか、ああいうことになってるとは夢にも思ってなかったし。なんかあのノリだと、バネ足ジョップリンの変形Verな都市伝説と化してるような気がしなくもない。今巻最後の彼の使い方は見事というか、想像してなかっただけに驚きました。この辺りの事情も、次の巻で明かされるといいなぁ。あと、ロニーがあの場面で思い出してるのってやっぱり彼女ですよね。ということは、(少し前の話でもそんな気配はありましたが)やっぱりあのキャラは割と作ったものなんでしょうか。それとも、相方と一緒にいるとあのテンションになるのか。ちょっと謎。

 ともあれ、次の娑婆編がどんな展開になり、今回提示した伏線やらをどういう風に回収していくのかが楽しみですねー。

作品名 : バッカーノ! 1934 獄中編 Alice In Jails
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 成田良悟
出版社 : 電撃文庫(メディアワークス)
ISBN  : 978-4-8402-3585-3
発行日 : 2006/10

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