2006.08.04

『吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚』[本宮ことは/講談社X文庫ホワイトハート]

 無事に2巻発売と相成った新人さんのデビューシリーズ第2巻。

 1巻で気になりまくった三点リーダーの嵐はややマシになっててそれは良かったのですが、今度は微妙にキャラの口調が気になってしまったり。いや、地の文で極力カタカナ語を排してそれなりに重厚な世界を作り出そうとしているわりに、登場人物の口調がやたら軽いのはどうなんだろうなーと。まぁ、この辺は好みの問題か。
 ストーリーそのものはあまり進んでいるとは言い難いのでなんともかんとも。アリアは忌み女であった間のトラウマがあるにしても、あれこれ悩みすぎ&卑下しすぎでちょっと鬱陶しく思えたりもしますが、1巻同様物事に前向きに対処・努力しようとする行動力は好印象。まぁ、彼女に関してはこの先の成長に期待ですね。あと他のキャラはといいますと、アリアの半身となった光焔が一番良い性格で面白かったかも(笑) もともとアリアに好意的な3人は今回も相変わらずそれぞれ彼女に真摯に対応していて安心できるという感じでしたが、シェナンはそのうち態度を変えるにしても、あの時点で露骨に態度を変えていないのが逆に良かったです。新キャラは……うーん、次から次へと登場したのはいいけれど、まだほとんど名前だけというキャラも多いし。おそらく次巻以降で活躍もしくは存在感をアピールしてくれるのだろうと、楽しみにはしておきます。

 伏線というか次以降への布石なんだろうなーと思しき記述もちらほらあり、これらがどういう風に繋がっていくのか気にはなりますね。

【bk1】

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