『ガイユの書 薔薇の灰は雪に』[響野夏菜/集英社コバルト文庫]

 同じ容貌を持ちながらその他は全てにおいて正反対の「魔術主(マスター)」と「灰かぶり(ドルー)」の少女、そして彼女らと深く関わる人々の織り成す物語、「ガイユの書」第4巻。
 今回は過去編であと1冊か2冊で完結だろうと踏んでたのに、いきなり完結してしまってちょっと(というかかなり)吃驚。最初から4巻完結の予定だったのでしょうか。それとも……?

 それはともかく感想ですが……うーん、「急展開」という表現も生ぬるい気がするぐらいに駆け足な展開で、それに戸惑っている間にいつのまにか話が終わってしまったという感じ。鏡像の姉妹であるポーシアとアーシアの関係、マイとユサーザの和解、それぞれポーシアのために動くマイとルーの戦いと想いの結末などなど、各エピソードをもう少し丁寧に書いてくれれば、あの終幕ももっと感慨深く受け止められただろうなぁ、と思うだけに少し残念。

 完結の余韻に浸るまもなく次の作品が準備中だそうで。また好みに合いそうなシリーズだったら、手を出してみようと思います。

作品名 : ガイユの書 薔薇の灰は雪に
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著者名 : 響野夏菜
出版社 : 集英社コバルト文庫(集英社)
ISBN  : 978-4-08-600805-1
発行日 : 2006/7

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