『セカイのスキマ』[田代裕彦/富士見ミステリー文庫]

 「平井骸惚此中ニ有リ」「キリサキ」に続いて開幕の、田代氏の新シリーズ。事故で片目の視力を失い、選手生命を絶たれた元野球部員の少年が、ひょんなことから「狭間の住人」と呼ばれる変わり者の少女と共に「妖怪退治」をすることになる、という話。
 一言で言うなら憑き物落とし+退魔モノってことになるでしょうか。「あーなるほど、現実と折り合いつける方向でやってくのか」と思って読んでいたら最後にどんでん返しという展開だったので、ちょっと意表をつかれました。個人的には憑き物落としだけで終わらせて良かったような気がしますが、この両要素を融合させている作品は珍しいし、これはこれでまぁ面白いかなー、とは思います。
 今回はまだキャラの紹介編ということもあってか全体的に大人しかった感じですが、この先どういう風に展開していくのか、ちょっと楽しみです。あと、雑誌に掲載されていたらしいお兄さんの話も読んでみたいなぁと思ったり。

作品名 : セカイのスキマ
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著者名 : 田代裕彦
出版社 : 富士見ミステリー文庫(富士見書房)
ISBN  : 978-4-8291-6355-9
発行日 : 2006/6/10

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