『オペラ・フィオーレ 花よ荒野に咲け』[栗原ちひろ/角川ビーンズ文庫]

 薬師のカナギと謎の詩人、元暗殺者の少女ミリアンの3人の旅路を綴ったシリーズ第3巻。
 読了後、「あれ、このシリーズこんなに面白かったっけ?」と素で思いました(失礼) 今回の話で勢力関係等がこれまでより詳しく示されたことと世界そのものがある種の転換点を迎えたことで、百歩譲っても危ういとしか言いようのないその状況に俄然興味が湧いてきたというか。まぁそんな感じで。
 あと、メイン3人の間に連帯感というか信頼感というか、微妙な仲間意識が形成されているのはなんとなく微笑ましかったです。詩人に彼曰く「神罰」が下されてからのミリアンとの会話が個人的にはお気に入り。
 最後はまた意外な展開に。どうにも末期的状況に陥りつつある危うい世界が、カナギたちをも巻き込んでどのように流れていくのか。遠い都から世界を見つめる王と彷徨う鳥は何を想うのか。次の展開が楽しみです。

作品名 : オペラ・フィオーレ 花よ荒野に咲け
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著者名 : 栗原ちひろ
出版社 : 角川ビーンズ文庫(角川書店)
ISBN  : 978-4-04-451403-7
発行日 : 2006/5/31

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